金剛證寺 伊勢神宮の旗門を守り奥之院ともされる寺

三重

三重県伊勢市。伊勢神宮の鬼門を守る寺として、奥之院ともされました。参宮にあたってはこの金剛證寺(こんごうしょうじ)も参拝することが習わしであったとか。

金剛證寺の所在地・交通

土日祝日と特定の期間には、近鉄五十鈴川駅からバスが出ています。25分程度。2時間に1本という数なので、移動は計画的に。

そうでなければ、車で伊勢志摩スカイラインを通って行くことになるようです。

金剛證寺の御縁起

  • 創建は欽明天皇のころ(6世紀半ば)、暁台上人によります。その後、平安時代に弘法大師によって御堂が建立されると密教修業の場として栄えました。
  • 応永年間(1394~1427)に、大覚禅師(鎌倉建長寺開山)の法孫である仏地禅師が中興すると禅寺となり、現在は臨済宗南禅寺派です。
  • 伊勢の朝熊山(あさまやま)にあることから、朝熊岳金剛證寺とも呼ばれます。
  • 伊勢神宮の鬼門を守る寺、また神宮の奥之院ともされてきました。伊勢音頭でも「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と唄われ、伊勢神宮参拝に際してはこの金剛證寺も参拝することが習わしでした。
  • 本尊は日本三大虚空蔵菩薩の第一位である福威智満虚空蔵大菩薩(ふくいちまんこくうぞうだいぼさつ)です。秘仏であり、伊勢神宮遷宮の翌年に、20年に一度開帳されます。(※ 三大とはいえ、やはり地域によって組み合わせは異なるようです)

写真で見る金剛證寺

お伊勢参りの際でもなかなかここまで訪れないと思いますが、とても雰囲気のよいお寺さんです。ちょっと違ったお伊勢参りにぜひ。

バスの時間が限られているのが大変ですが…。この日は帰りのバスが来る50分の間に回りました。もう少し余裕が持てるといいのですが。

コメント

タイトルとURLをコピーしました