三重県伊勢市。神々しい風景としてたびたび紹介される夫婦岩があります。古来、お伊勢参りにはこの二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)で身を清めてからという習わしがあったそうです。海岸線が気持ちいい。
二見興玉神社の所在地・交通
JR二見浦駅から徒歩15分ほど。JR伊勢市駅から二見浦駅までは参宮線(各駅停車)で8分ほど。近鉄線ではありません。
二見興玉神社の御縁起
- 伊勢神宮の鎮座地を探した倭姫命(やまとひめのみこと)がこの二見浦に船を泊めてから、その先を導いたのが猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)。別名、興玉大神(おきたまのおおかみ)とも言い、二見興玉神社の御祭神です。
- いまは海中にある興玉神石に猿田彦大神が現れたことから、この興玉神石の遙拝所を設けたのが始まりとされています。夫婦岩は興玉神石の前の岩で、注連縄で結界を張っています。
- その後、奈良時代には行基(僧侶)が観世音菩薩を御本尊とする寺を建立し、境内に社殿を設けて祭祀が行われました。
- 明治9年(1876)、神仏分離によって夫婦岩前に興玉社を造営しました。このとき、すでに三宮神社が鎮座しており、明治43年(1910)、合祀して二見興玉神社となりました。
- 4~7月は夫婦岩の合間から日の出を見ることができて、たいそう美しい光景だとか。
写真で見る二見興玉神社
2017年4月30日 参拝
夫婦岩の先には富士山があり、富士から登る日の出が美しいとか。
伊勢神宮が現在の地に鎮座するに至った、その始まりとなる地とも言えましょう。まずはここで気持ちを清めてお伊勢参りに参りましょう。
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