2017年3月11日 参拝
大阪府大阪市。大都市の真ん中、広大な敷地にあり、日本仏法の原点とも言える寺院です。四箇院を見ても、寺院がただの宗教施設ではなく、教育や医療など社会的に大きな役割を担っていたことがわかります。
四天王寺の所在地・交通
所在地
交通
JR環状線・地下鉄御堂筋線・谷町線天王寺駅が最寄駅、と思ったら10分くらい歩きます。谷町線四天王寺前夕陽丘駅なら5分くらいでしょうか。
四天王寺の御由緒・御本尊
- 創建は推古天皇元年(593)、聖徳太子による日本仏法初の官寺。
- 鎮護国家、衆生救済のため仏教の守護神である四天王(持国天・増長天・広目天・多聞天)を安置した。
- 創建時の「四箇院」の設置が四天王寺の根本を成す。
- 四箇院とは教育を行う「敬田院」、福祉事業の「悲田院」、医療の「療病院」「施薬院」のこと。衆生救済の思想を具現化したと言える。
- さらにこれらを建立したことは日本の方向性を示したとも言え、「太子信仰」の聖地ともなった。
- 六時堂、元三大師堂などは大阪大空襲を免れ重要文化財に指定された。中心伽藍は焼失後、昭和38年10月(1963)に創建時(飛鳥時代)の様式で再建された。
- 御本尊は救世観世音菩薩、だが金堂が修復中で拝観できず。
- 講堂には十一面観世音菩薩と丈六阿弥陀如来を祀る。
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