6月も半ば、あじさいが旬を迎えて、随一の名所である北鎌倉の明月院、長谷の長谷寺などは長蛇の列で場合によっては2時間待ちもあるとか。たしかに名所のあじさいは圧巻の鮮やかさですが、鎌倉は随所にあじさいがあり、街角を彩ります。
今回は、ほんの数時間ですが北鎌倉から鎌倉まで歩いて見つけた道端のあじさいをお伝えします。
鎌倉街道の道端あじさい
JR線北鎌倉駅から鎌倉街道沿いを歩きます。
夏の日差しに鮮やかさが際立っていました。一株(と言うの?)だけだったりして、力強さを感じます。
亀ヶ谷坂切り通しのあじさい
道端あじさいでひときわ有名なのはこの亀ヶ谷坂ではないでしょうか。亀ヶ谷坂は鎌倉街道を進んで建長寺の手前、足利尊氏の菩提寺でもある長寿寺の脇を登る切り通しで、扇ガ谷に続きます。
草木と日陰のおかげか、この切り通しは涼しくて心地よい。人の手が入らない自然の道はこういうものなのですね(舗装されているから人の手は入っているけれど)。
扇ガ谷のあじさい(海蔵寺・英勝寺)
亀ヶ谷坂を抜けると扇ガ谷地区です。位置的には鶴岡八幡宮の東です。こちらは海蔵寺、英勝寺など小さくて静かな寺院が点在します。
海蔵寺へ向かう道で
英勝寺はあじさい鑑賞の穴場かも
英勝寺はJR線の線路沿いにあります。が、扇ガ谷地区自体が観光客が少ないエリアで静か。あじさい鑑賞には穴場です。
鎌倉はいつも混んでいますが、この時期のあじさいの名所となると一年で一番の混雑と言ってもいいくらいの混みよう。もちろん名所も一度は見ておきたいところですが、それ以外にも鮮やかなあじさいが古刹や静かな道を彩ります。
ぜひ、道端のあじさいを楽しんでください。鎌倉の別の一面が見えてきます。
コメント