2016年11月19日 参拝
福岡県福岡市。神功皇后の三韓征伐と縁が深く、やはり武神と崇められる八幡神を祀ります。とは言いながら仲哀天皇の遺志を継いだ思いの地でもあり、今では夫婦愛の神社かなあと思ったりします。お稲荷さんならぬ鶏を祀る末社もあり、不思議なところです。
香椎宮の所在地・交通
所在地
交通
JR鹿児島本線香椎駅からJR香椎線に乗り換えて香椎神宮駅下車。徒歩5分ほどです。博多駅から香椎駅まで12分ほど。
ちなみに、国鉄時代の香椎駅が松本清張「点と線」の舞台ですね。
香椎宮の御由緒・御祭神
御由緒
- 仲哀天皇9年(200)、仲哀天皇崩御を受け皇后である神功皇后が祠を建て御神霊を祀ったことが起源(現在の古宮大明神社。後述)。
- 養老7年(723)、神功皇后の御神託により社殿を造営、神亀元年(724)に竣工。
- この両宮を併せて香椎廟と称し、明治18年(1885)に官幣大社香椎宮、戦後は単に香椎宮と称する。
- 定期的に勅使の差遣を仰ぐ勅祭社十五社の一つ。
- 本殿は独特の香椎造。神亀元年の建立だが、現在の社殿は享和元年(1801)の再建。
- もともと仲哀天皇が天下平定のためこの地に橿日宮(かしひのみや)を営んだのが始まり。神功皇后はこの遺志を継ぐとともに船団を率いて三韓討伐を果たした。
- 神功皇后が仲哀天皇の棺桶を椎木に立てかけ御前会議を開いたところ、「御棺より薫香漂ひけるにより 香椎の名起こるとの地名伝説もあり」。その地が仲哀天皇の御廟であり、今は摂社である古宮大明神社。
御祭神
- 御祭神は仲哀天皇及び神功皇后。またその御子である応神天皇(八幡神)、神功皇后御渡海を守護した住吉大神を配祀する。
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