2019年も残りわずか。鎌倉も鮮やかな紅葉の季節を迎えました。11月下旬から12月中旬にかけてが例年の紅葉の季節だそうですが、その始まりと終わりに巡った紅葉をまとめます。主に北鎌倉を巡りました。
とはいえ瑞泉寺など一部はこれから見頃を迎えそうで、地域によってはもう少し楽しめます。
紅葉の始まり 11月30日
明月院
紅葉の始まり、最初に訪れたのはあじさい寺として有名な明月院。花菖蒲の季節とともに、紅葉の季節も境内奥の後庭園が公開されます。
もはや定番の明月院の悟りの窓は、写真撮影のために30分以上待つこともある人気スポット。さらに、日の加減とかで光がうまく当たるかは運次第。それも含めて悟りか。
悟りの窓からこの後庭園が見えるわけですが、人が写らない写真を撮りたいならやはり開門すぐがよいでしょう。後庭園は開門と同時ではなく、30~1時間後の公開なのです。
そして後庭園へ。
後庭園は、時期が早かったのかもしれませんが、やや色づいたというところでした。注意書きもありましたが、今年の台風直撃により荒れているとのこと。それでも晩秋の雰囲気が出始めていました。
覚園寺
二階堂にある覚園寺。こちらも紅葉が見事です。本堂の阿弥陀堂は撮影禁止ですが、こちらも素晴らしかったと記憶しています(昨年12月に参拝。今年は時間が合わず)。庭園だけでも十分です。
紅葉の終わり 12月8日
円覚寺
さて、紅葉の終わりの始めは円覚寺。終わりというか、最盛期かあるいは折り返し地点というべきか。赤と黄色が鮮やかです。
浄智寺
続いて浄智寺。こちらはあまり紅葉する木はありません。ちらほら赤があるくらい。しかし、年中緑に包まれる境内はいつ来ても静かで気持ちいい。紅葉とは別に、定番ルートとして。
長寿寺
今年の紅葉の本命、長寿寺。特に北鎌倉では随一の紅葉と言われていたし、私もそう思います。
長寿寺は普段は非公開で、春と秋の曜日限定で公開されます。この見事さは、普段は人が入らないからこそなのかもしれません。しかも、例年は11月でおしまいのところ、今年は12月8日までの公開ということで、紅葉の最盛期を見ることができました。
見事との噂があったからか、開門の午前10時前には入り口に行列ができていました。混雑とかマナーとかの問題で、来年以降の公開に影響がないことを願います。最近そういう話も多いから…。
海蔵寺
最後は、長寿寺から亀ヶ谷坂を越えて海蔵寺へ。海蔵寺は観光地区からはやや離れていますが、花の寺として知る人ぞ知るお寺かと思います。また、紅葉の名所とされているわけではないので人はまばらですが、鮮やかな赤や冬の前の緑をゆっくり楽しむことができました。
京都も紅葉の季節が一番混雑すると聞きます。鎌倉も同様に名所は大混雑のようですが、赤と黄の鮮やかさに惹かれるのは仕方のないところ。普段は落ち着いた風情が好きですが、見事な紅葉は鮮やかに撮って残したいと思わせます。
年の瀬によいものを見ました。次の桜の季節まで、しばらく質素な冬の鎌倉を楽しみましょう。
この翌週、2019年12月14日の紅葉巡りも併せてどうぞ。
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