2018年3月24日 参拝
京都府京都市東山区。弘法大師の庵が始まりとされます。歴代天皇の陵が営まれていることから「御寺(みてら)」と呼ばれています。京都中心街から離れた場所で、隣の東福寺よりもまた少し奥の月輪山にあり、その静けさが心を休めてくれます。
泉涌寺の所在地・交通
所在地
交通
京都駅(烏丸口)から市営バスで「泉涌寺道」まで10分、その後参道を歩いて15分程度。参道は今熊野観音寺などがあり、散歩気分で楽しめます。
京阪、JR東福寺駅からは徒歩20~25分程度でしょうか。
泉涌寺の御由緒・御本尊
- 天長年間、弘法大師空海が庵を結んだことに由来する。
- もともとは法輪寺とされ、その後仙遊寺と改称されたが承久元年(1219)、開山とされる月輪大師俊芿(がちりんだいししゅんじょう)が宋の様式を取り入れて伽藍を建立した。
- 建立時に土地の一角から清泉が湧き出た。これを以て泉涌寺と改めた。
- その後、律を基本として天台・真言・禅・浄土の四宗兼学(または五宗兼学)の寺として栄えた。
- 仁治3年(1242)、四条天皇がこの地に葬られて以降、歴代天皇の山稜が造営され、御香華院(菩提所)として信仰を集めた。以て「御寺(みてら)」とも称されることとなった。
- 本尊は阿弥陀、釈迦、弥勒如来の三世仏。過去、現在、未来を表し人類の安泰と幸福を守る。
- 境内には楊貴妃観音堂があり、楊貴妃観音像を祀る。絶世の美女にして妃の楊貴妃を偲んで、玄宗皇帝が彫らせたという伝承がある。寛喜2年(1230)に泉涌寺に伝わったという。
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