滋賀県大津市。比叡山の滋賀県側の麓に鎮座し、平安京の表鬼門にあって魔除・災難除を祈る社でした。総本社にふさわしく、西本宮と東本宮と二つの本殿があります。
所在地・交通
所在地
交通
JR湖西線比叡山坂本から徒歩で15分くらい。バスも出ています。近くにはケーブルカーがあり、比叡山にも登れます(ということは比叡山からの帰りに寄ることもできる)。
御由緒・御祭神
- 崇神天皇7年(紀元前91)創建。もともとは比叡山山頂にあったという。
- 「日吉」ははじめ「ひえ」と呼んでいたが、戦後に「ひよし」と読まれるようになった。鎮座していた山も「ひえの山」と呼ばれ、ここからいまの「比叡山」になる。
- 平安京遷都において、日吉大社が表鬼門(北東)に位置することから、魔除・災難除を祈る神社とされた。
- 比叡山延暦寺開創以後、天台宗の護法神としても崇敬された。
- 御祭神は、西本宮は大山咋神(おおやまくいのかみ)。比叡山の山の神とされる。
- 東本宮の御祭神は大己貴神(おおなむちのかみ。大国主命の別名)。天智天皇が大津京に遷都した際に奈良の三輪山(大神神社)から勧請された。