2017年5月12日 参拝
宮崎県臼杵群高千穂町。天岩戸神社は日本神話の中でももっとも有名であろう天岩戸の舞台とされる地に鎮座します。また、天照大御神がこもったときの他の神さまの相談場所という天安河原は渓谷の中にあり、自然と身が引き締まるほどの神聖な雰囲気を醸しています。
天岩戸神社の所在地・交通
所在地
交通
高千穂駅からタクシーで10分ほど。高千穂バスセンターからバスで15~20分ほど。たぶん。
高千穂はバスの街です。本数は少ないのでタクシーがいいでしょう。詳しくは「高千穂峡」で。
天岩戸神社の御由緒・御祭神
御由緒
- 社殿は天岩戸を直接拝する西本宮とそこから離れた東本宮を持つ。
- 日本神話でも有名な天岩戸その地を御神体に持つ。
- 菅原道真、徳川家康のように、日本は人間の死後に神さまとして崇めることがある。これにならえば、天岩戸が実在するということは天照大御神その他の神さまも元は実在の人間で、死後神さまとされたと言える(神職の説明より)。
- 西本宮の奥の森には天安河原がある。ここの洞窟「仰慕窟(ぎょうぼがいわや)」が、天照大御神がこもったときの神さまの相談の場とされる。
- 願い事が叶う、中風(脳卒中)にかからないという信仰があり、仰慕窟で石を積み重ねて祈願する慣習がある。
御祭神
- 御祭神は西本宮・東本宮ともに天照大御神。
天岩戸神話
天照大御神が弟の素戔嗚尊の悪行に怒り、洞窟の岩戸を閉めてこもってしまった。太陽の神である天照大御神の姿がなくなったことで世界は暗闇に包まれた。困った神さまたちはどうしようかと相談し、岩戸の前で楽しく宴会をすることにした。何事だろうと天照大御神が岩戸を開きかけたところをこじ開けて、天照大御神を外に出すことができた。こうして世界に光が戻った。