【鎌倉】宝戒寺 北条家跡地に立つ慰霊の寺院。また修行道場としても隆盛を誇った。

鎌倉の寺社

2016年3月27日 参拝

神奈川県鎌倉市。鶴岡八幡宮からほど近い寺院。北条家を悼む後醍醐天皇の発願により建てられました。鎌倉時代の終焉を象徴していると言えるかもしれません。とはいえ、今ではひっそり、小さな寺院です。

宝戒寺の所在地・交通

所在地

交通

鶴岡八幡宮に向かって右に1分、まっすぐ進むと正面にあります。鶴岡八幡宮まで来てしまえば迷うことはありません。ただ、入り口は小さく「宝戒寺」の文字もあまり目立たないので注意。

##宝戒寺の御由緒・御本尊

  • 天台宗の寺院で、建武2年(1336)創建。
  • 開山は慈威和上、開基は後醍醐天皇。
  • 元々北条家の屋敷だったが、新田義貞の鎌倉攻めにより北条家は自害し滅亡。この慰霊のため、また修行道場として後醍醐天皇が足利尊氏に命じて屋敷跡に建立した。
  • 縁起には天文7年(1538)、七堂伽藍ことごとく焼失とあり、当時は大規模な寺院と推測できる。実際、戒壇院が設けられ人材育成の中心地となっていたよう。
  • 御本尊は地蔵菩薩。特に子育経読地蔵大菩薩ということで子育てにご利益がある。
  • 徳宗大権現堂には北条高時を徳宗大権現として祀る。
  • 大聖歓喜天堂には秘仏である大聖歓喜双身天王(歓喜天・聖天様)を祀る。歓喜天は象頭人身で、ヒンドゥー教のガネーシャを起源とする。宝戒寺の像は高さ150センチを超える木像で、日本における代表作とのこと。

宝戒寺

おまけ。北条氏滅亡の地、東勝寺跡。

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