神奈川県鎌倉市。鎌倉市街地から少し離れた金沢街道にある鎌倉最古の寺。いまも天台宗寺院として森の中に鎮座し、小さい境内ながら深い歴史を感じさせます。
杉本寺の所在地・交通
鎌倉駅から鎌倉霊園、金沢八景方面へのバスで10分ほど。自転車なら鶴岡八幡宮から東へ、金沢街道を進みます。並びでいうと鎌倉に近いほうから杉本寺、報国寺、浄妙寺の順です。
杉本寺の歴史…鎌倉最古の寺。不思議な杉の本の観音の伝説
- 天平6年(734)、奈良の大仏の造営責任者も務めた高僧、行基によって開かれました。鎌倉幕府よりも450年ほども昔にすでに創建されたことになり、鎌倉最古の寺と言われます。
- 本尊は秘仏である三体の十一面観音菩薩像。中央が慈覚大師(円仁、最澄の弟子)、左が行基、右が恵心僧都(源信、天台宗の僧)の作。
- 寺伝によれば、文治5年(1189年)、隣家が火災に遭ったとき、この本尊三体が自ら庭内の大杉の下に身を寄せ火を避けたと言われ、「杉の本の観音」と呼ばれるようになりました。
写真で見る杉本寺…深い緑の中に佇む小さなお寺
2015年7月19日 参拝
2019年8月3日 鎌倉モノクロ散策もどうぞ。
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