【鎌倉】佐助稲荷神社 源頼朝を再起に導いた稲荷神社の隠れた名所

鎌倉の寺社

神奈川県鎌倉市。鎌倉の佐助地区は観光地域からは少し離れていますが、その分静かな雰囲気。思いのほか立派な千本鳥居やミニチュアな「お稲荷さまの街」が楽しい、鎌倉観光の隠れた名所です。銭洗辨財天から3~400mほどなので一緒に参拝がおすすめ。

佐助稲荷神社の所在地・交通

JR・江ノ電鎌倉駅から徒歩20分ほど。銭洗辨財天(宇賀福神社)に行く途中で道が分かれます。佐助稲荷神社のほうが若干近い。

佐助稲荷神社はどんなところ?

佐助稲荷神社の歴史…伊豆に流されていた源頼朝再起の時期を告げた稲荷神

  • 源頼朝は鎌倉幕府を開く前、伊豆の蛭ヶ小島(ひるがこじま)というところに配流されていました。頼朝は長年そこで挙兵の時期を図っていたわけですが、その時期を啓示したのがこの稲荷神でした。その感謝のため、佐助の地にこの稲荷神社を創建しました。
  • 源頼朝が配流の身から鎌倉幕府創始者にまで上りつめたことから「出世稲荷」とされ関東一円に評判が広がっていきました。
  • 寛元の時代(13世紀ごろ)には疫病が流行りましたが、稲荷神は薬草を与えことごとくを癒やしたと言います。
  • 源頼朝は幼少のころ「佐殿(すけどの)」と呼ばれ、これを助けたことから佐助と名付けられたと伝わります。
  • 主祭神は宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)。いわゆる稲荷神、お稲荷さまです。
  • 2019年3月、残念ながら境内は工事中。

写真で見る佐助稲荷神社のいま…鮮やかな千本鳥居とお稲荷さまの街

銭洗辨財天と同じく鎌倉市街からは離れ、さらにこの佐助稲荷神社となると住宅街の最奥ですので、小さな神社なのだろうと思っていましたが、実は参拝者を迎える千本鳥居から圧巻の立派な神社。

お稲荷さまのミニチュアな街並みが楽しい。鎌倉を代表するお稲荷さんですね。正直、鶴岡八幡宮の丸山稲荷より立派です。あちらはあくまで末社ですが。

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