【鎌倉】成就院・虚空蔵堂

鎌倉の寺社

神奈川県鎌倉市。高台からの由比ガ浜が有名な真言宗寺院。かつてはあじさい寺としても人気でした。

成就院の所在地・交通

江ノ電長谷駅から徒歩10分程度。または極楽寺駅から5分程度の極楽坂の中腹にあります。虚空蔵堂はその麓。

成就院の歴史

  • 寺号は法立寺。空海(弘法大師)が百日間にわたって虚空蔵求聞持法を行ったところに建っています。
  • 承久元年(1219)、三代執権の北条泰時が建立し、一族の繁栄を祈願しました。
  • 元弘3年(1333)、新田義貞の鎌倉攻めで成就院のある極楽寺坂一帯は戦場となり、成就院も焼失してしまいました。その後、西ヶ谷(西鎌倉、手広あたり)に移転。
  • 元禄元年(1688)、祐尊が中興の祖となって現在地に再建されました。
  • 参道の階段から眺める由比ガ浜が有名。この参道にかつてはあじさいが多く咲き、あじさい寺とも呼ばれましたが、参道改修工事の際にほかに移植、現在は代わりに萩が植えられています。

虚空蔵堂の歴史

  • 正式名称は明鏡山・円満院星井寺といいます。奈良時代、行基が当地の古井戸「星月の井」を覗くと中に虚空蔵菩薩の姿が映っていたと言い、その姿を仏像として彫り、御堂を建立して安置しました。
  • 現在は斜向かいの成就院の境外仏堂となっています。
  • 源頼朝はこれを崇拝し、秘仏として35年に一度の開扉を許したといいます。現在は1月13日に開帳しています。
  • 境内には舟守地蔵尊も祀られています。これは「海上安全」「大漁満足」など海や水に関係した御利益があります。

写真で見る成就院・虚空蔵堂

由比ガ浜と参道
虚空蔵堂
舟守地蔵

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