武蔵御嶽神社 御岳山に鎮座する東京の山岳信仰の地

2017年8月13日 参拝

東京都西部、御岳山に鎮座する武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)。御嶽権現として信仰が厚く、日本武尊の神話ゆかりの地としても崇敬を集めています。また、武蔵御嶽神社から歩く散策路はやや険しいながらも滝の名所など見どころがあり、一日通して自然を感じられます。

武蔵御嶽神社の所在地・交通概略

所在地

東京都青梅市御岳山176番地

交通

JR中央線・南部線立川駅→JR五日市線・青梅線青梅駅→JR御嶽駅→バス「ケーブル下」行き→ケープルカー滝本駅→御岳山駅→徒歩

武蔵御嶽神社の御由緒

歴史

  • 創建は第10代崇神天皇7年と伝わる。
  • 平安時代、延喜式神名帳には大麻乃豆乃天神社(おおまとのつのあまつかみやしろ)と記され、関東の霊山として信仰された。
  • 慶長11年(1606)、南向きだった社殿を江戸城守護のため東向きに改めた。
  • 元禄13年(1700)、現在の幣殿、拝殿が徳川幕府によって造営された。
  • 明治維新により御嶽神社となり、さらに昭和27年(1952)、武蔵御嶽神社と改めた。

御祭神

  • 櫛眞智命(くしまちのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、廣國押武金日命(ひろくにおしたけかねひのみこと)の四柱。
  • 奥の院には日本武尊を祀る。
  • 眷属として大口眞神(おおくちまがみ)を祀る。大口眞神は単に眞神とも言い、狼(ニホンオオカミ)が神格化されたもの。
  • 眞神(狼)は日本武尊東征の際、この地でその難を救ったという言い伝えがある。

武蔵御嶽神社の社殿

ケーブルカーを降りて徒歩25分ほどで総門、そしてその社殿が現れます。舗道なので参拝だけならやや急勾配の坂と階段があるほか、苦はありません。

社殿

本殿から
大口眞神社
大口眞神社
常磐堅磐社(旧本殿)

奥の院

奥の院は長尾平一帯の散策路から分岐して鍋割山に向かう山道の途中に鎮座します。急勾配の根と岩の道を進むことになるので要注意です。

奥の院入り口 右の大木は天狗の腰掛け杉
道は険しく、鎖を伝って登るところも
根と岩の道
武蔵御嶽神社奥の院

御岳山と御嶽山

御嶽山(おんたけさん)といえば近年突然の噴火を起こした長野県・岐阜県の山ですが、武蔵御嶽神社が鎮座する御岳山(みたけさん)とはご覧のとおり読み方も異なります。

武蔵御嶽神社をはじめ、蔵王権現を祀る神社を「みたけじんじゃ」、木曽の御嶽信仰に基づく神社を「おんたけじんじゃ」と区別するそうです。

ちなみに、「嶽」は「岳」の旧字。漢字の簡略化が進められたなかで変わっていったようです。結果的に、御岳山と御嶽山で信仰の形まで区別できるようになりました。漢字表記なんて人間の勝手な決めごとなのに不思議な流れです。

武蔵御嶽神社の摂社・産安社

江戸時代までは「富士浅間社」と呼ばれた摂社、産安社(うぶやすしゃ)。かつてはこの山一帯に咲く山桜の名所と知られ、祭礼は「桜の咲くころ」とされています。美しい。

御岳山はレンゲショウマ群生地
武蔵御嶽神社の摂社、産安社
武蔵御嶽神社の摂社、産安社

御岳山の散策路

武蔵御嶽神社から続く散策路は急な山道もあり、せめてトレッキングシューズはほしいところ。七代の滝、綾広の滝が見どころですが、足場には十分注意が必要です。

七代の滝(ななよのたき)
天狗岩
綾広の滝
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