福岡県粕屋郡。青銅製では世界最大の涅槃像が特に目を引きます。また真言宗の別格本山で、高野山とも深い関係を持つ寺院。博多から電車で30分のパワースポットです。
南蔵院の所在地・交通
JR博多駅から福北ゆたか線で約30分。あの大都市博多からいつの間にか山奥に。
南蔵院の歴史…廃仏毀釈の憂き目を乗り越えた大霊場
- 江戸時代の天保年間に、この篠栗の地に篠栗四国として四国のお遍路をつくりました。
- しかし明治時代の廃仏毀釈のあおりで、明治19年(1886)、霊場廃棄令が出されてしまいます。
- 地元の嘆願の末、明治31年(1898)、高野山から南蔵院を誘致することで存続が認められました。
- 小豆島、知多四国とともに篠栗四国は日本三大新四国霊場とされています。
- 現在のシンボルとも言える釈迦涅槃像は、青銅製では世界最大。南蔵院は長年ミャンマーやネパールに医薬品等を送り続けており、昭和63年(1988)、ミャンマー国仏教会議から釈迦、阿難、目連(阿難、目連は釈迦の弟子)の像を贈呈されました。これを祀るため涅槃像建立を発願したとのことです。
- 涅槃像の中に入ることができ、一枚ずつ踏んで歩くと四国お遍路をしたと同じ御利益が得られる石畳があります。
写真で見る南蔵院…涅槃像・滝の中の奥の院・不動明王像
2019年7月27日 参拝
九州の中心都市博多から電車でたった30分で、緑の深い霊場があります。なかなか信じがたいほどのスケールです。世界最大の青銅製涅槃像もさることながら、山中に立てられた本堂、奥の院、稲荷社などパワースポットとしての魅力がたくさんのお寺です。
福岡に来て少しでも時間があったらぜひご参拝ください。おすすめ。
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