【鎌倉】極楽寺 荒廃と再興を繰り返した波乱の寺院

鎌倉の寺社

神奈川県鎌倉市。極楽寺は江ノ電の停車駅名、町名にもなっていますが、真言律宗の寺院です。鎌倉中心街からは少し離れたところにあって、少し孤高の雰囲気を感じます。

極楽寺の所在地・交通

江ノ電極楽寺駅から徒歩1分。駅名が寺名だし。

極楽寺の歴史

  • 現在の極楽寺は、もとは深沢(現鎌倉市西部)にあった寺院を、正元元年(1259)、北条重時が移転させたことが始まり。ただし記録によってはもとの所在地を現藤沢市としているものもあり、諸説あるようです。
  • 文永4年(1267)、忍性入寺。極楽寺の実質的な開祖とされています。その後、極楽寺は焼失しますが忍性自身が再興します。その後も何度も焼失と再興が繰り返されています。
  • 関東大震災でも本堂が倒壊するなど被害を受け、現在の建物は多くが近代に入ってからの建造です。
  • 極楽寺一帯は、移転前は死体遺棄、浮浪者が集まるなどして「地獄谷」と呼ばれていたという説があります。

写真で見る極楽寺のいま

極楽寺の井。忍性がお粥を施したとか。鎌倉十井ではない。
子育て地蔵

極楽寺は最近まで境内撮影禁止でした。撮影可にはなりましたが、三脚・一脚禁止など禁止事項は山門の先に掲げられています。どの寺社にも言えますが、あくまで「人の家」と思ってルールに従い、よい時間を過ごしたいものです。

ずっと気になっていた極楽寺、写真を撮らせていただけたことに感謝です。

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